XTCTはオンボードタイプ(ボディに内蔵型)のプリアンプとしてのみ発売されていますが、これをアルミボディのケースに収めて、コントロールポットをつけることによってアウトボードタイプ(ペダル型)として使えるようにしました
アウトボードタイプのプリアンプは愛機をザグらずにアクティブ化出来る
手軽にアクティブの音をゲットできるとっても良いものです
その作業を素人としてここにメモします
まず一般的な部分から書きます
これがわかっていればXTCT以外でも簡単にアウトボード化出来るはずです
3PDTスイッチは図(イメージ)の赤と青の線を切り替えてオン・オフをつくります
今回は赤をオフ(バイパス)青をオン(プリアンプ)としています
inoutのジャックを足してバイパスのみの図です
グレーの線は白(hot)黒はGrouND(アース、cold)です
スイッチがパターン赤の時に信号が流れます
なんてことないですがこの段階でもジャックにシールドを挿せば音が出ます あったりまえですが
プリアンプ、電源、ヴォリュームポット、LEDを追加します(LEDにくっついてるのは抵抗のつもりです)
これでスイッチがパターン青の時に
inputTIP→プリアンプin→プリアンプout→ポット→outputTIPに信号が流れて、LEDも点灯します
黒い線のGNDはすべてつながっていればOKです
大体のプリアンプにはGND,+、in、outが共通していて
これらさえ正しく繋げられればうまくいくと思います
次に、実際に行ったXTCT向けの作業を書きます
とりあえずプリアンプとして機能した一例です
用意したもの:
・bartolini XTCT(プリアンプ)
参考というか配線はこの説明書(1)の通りです
・bartolini MCT375(midboost)
XTCT単体ではmidをカット(500hz)しか出来ない(bass,mid,trebleを10-10-10にしてもmidが小さいってこと)が、これがあると増減できるようになります
375は375hzをコントロールできるという意味で他に250,500hzがあります
たぶん500hzが標準
・エフェクター自作用アルミダイキャストケース HAMMOND1590BBタイプ 無塗装
はんだ作業よりも金属のケースにポットのシャフトに合わせた穴をあける作業の方が難しいと思います
幸い僕には素敵な友人がいて助けてくれました ありがとうin_yutaro
友達がいない人はドリルで
・コントロールポット4つ(CD50KM、CD500KA×2、a25KA)
今回は純正を使用しましたが、抵抗値が同じならなんでもいいと思います
どんな抵抗値のポットが必要かはプリアンプの説明書に書いてあると思います
・3PDTスイッチ
ペダル型のプリアンプとして回路のオン/バイパスを切り替えるために必要
・ステレオジャック、モノラルジャック
モノラルはパッシブの楽器に使うタイプ。ステレオは話に電力が絡む場合に使う。ぐらいのイメージ
Ring,Tip,Sleeveがわかっとけば大丈夫
・線材 BELDEN 8503
XTCTから出ている線がカラフルなので合わせるためにカラフルなものを用意しましたが、
白をHOTに黒をCOLDにしか使いませんでした
なんでも良いでしょう
・9V用電池スナップ、DCジャック
電池、アダプターどちらも使いたいのでどちらも用意
・LEDと抵抗
好きな色でおk
配線がこちら
説明書ではボディへの内蔵を想定した配線になっているのでoutputにステレオジャックを使っていますが、
今回はinputにステレオジャックを使いました。もちろん大丈夫でした
(2021/08/04追記 図のTrebleの配線が間違っています。左からOrange,Yellow2,Blueになっていますが、正しくはYellow2,Orange,Blueでした。ごめんなさい)
もっと綺麗にしたいもんです
動作を確認したら
一旦部品を外して
塗装して(難しい)
完成です
あとはシールでラベルをつけます
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